もし、「あなたは太りやすい体質かもしれません」
と言われたらどうしますか?

または、「太りにくい体質の可能性があります」、どうしますか?

あくまでも”かも”とか”可能性がある”ということなので、結局は何も言ってないのと同じですよね。

「あなたは今日ケーキをもらえないかもしれません」というくらいなもんです。

あー、そうなの。。。で?
って感じ。

それくらい全く意味のない表現だと思うのですが、、、

さて、
先日会員さんとお話ししていて、遺伝子検査の話が出ました。

最近ありますよね、唾液などを採取して遺伝子を調べて・・・みたいなサービス。

あなたはこの遺伝子があるから太りすぎですよ、とか痩せやすい体質ですよ、とか。。

これは”肥満に関する数多くある中の一つの遺伝子”であるわけで、あなたが肥満体質かどうかがそれだけで決まる訳ではありません。

あなたがどのスポーツに向いているか、判断します、みたいなものもあります。
瞬発力や有酸素能力に”関係する”遺伝子を調べて、あなたはこれに向いてます、みたいなもの。
当たり前ですが、これだって一つの遺伝子が決める訳ではありません。

知っておいて欲しいのですが、
人間のほとんどの性質のうち、たった一つの遺伝子が決定するこということはほとんどありません。

*こういうサービスを提供しているフィトネスジムがあったら、どういうつもりか確認した方がいいと思います。
本気でやっているのか、遊びでやっているのか。単なるお金儲けのツールとしているのか。。。
遊びならいいですけどね。

プロ選手を調べて、皆がこの遺伝子を持っていて、他の人が持っていない、という遺伝子があればすごですけど、
「まぁ、そんなのはないだろうな」
ということは誰でも想像がつくと思います。

それでも”何か”に期待して、検査してみようかな、と思っているかもしれませんね。

こういうのは、遺伝子検査をして「これがあなたにあったサプリメントですよ」というのがこの商品の”オチ”なのです

多くの検体、サンプルが集まるというのも企業側からすれば大きなメリットです。

私からすれば、無意味なサービスにしか見えません。。。
どう診断されたにしろ、できる限り頑張るしかないのです。

太りやすい、と言われようが、有酸素系のスポーツが向いているとか言われようが、やることをやるだけなのです。

有酸素系のスポーツが向いている、といわれてじゃ野球しません、柔道しません、マラソンします、とはならないですよね。

子供なんて、やりたいスポーツをやればいいのです。
そもそもその競技で一番になるのが偉い、という根底の考え方があまり好きじゃない。
どういう才能にせよ、その人なりに頑張ったならそれでいいじゃないのかな、と思うのです。

仮に有酸素系の遺伝子と判断されても、筋肉のついたかっこい体になりたいなら、ウエイトをするしかなのです。
実際になれなくても、やらないよりは確実にかっこいい体になるはずです。

遺伝子検査でこうなったから、諦める、とかいうのは愚の骨頂ですよね。

例えば、頭がいいか、悪いか遺伝子で判断します、って言われても結局は勉強するしかにないですよね。

勉強ができない遺伝子だから勉強しなくていい、勉強できる遺伝子だから、、とはなりませんよね。

太りやすい遺伝子であることが分かったのであれば、太らないように注意をすればいいだけです。
結局あなたがどういう遺伝子を持っていても、かっこい、キレイな体になりたいなら、ウエイトトレーニングをするしかないのです。

前回のブログでも書きましたが、
あなたの遺伝子がどうであれ、なれるであろう最高の自分になるための全力を尽くさないといけないのです。

将来、このようなサービスはもっと出てくるはずです。

遺伝子検査をしても結局は何も変わりません。
遺伝子サービスに惑わされるな!

ってことです。

ああいうのは、遊びでやるもんです。

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