ヨガは自体重でのエクササイズなので、比較的安全ですが、それでも同じ動作を繰り返しする音で怪我はします。
また、ちょっとした無理でも怪我につながります。
最も多いのが「手首」です。
チャトランガやダウンワードフェイシングドッグなども原因になります。
チャトランガで手のつく位置を下に行きすぎると、手首が硬い人は怪我につながることがあります。
怪我を防ぐコツは、
・安全で正確な姿勢を覚えること
と
・無理しない
ということ。
いつだったか、サラリーマン川柳に
「無理させて、無理をするな、と無理を言い」
という秀作がありましたが・・
例えばチャトランガでお腹が落ちそうになるのを頑張って耐える、というのはOKです。
というかこれはぜひ頑張って欲しいとこ。
しかし、ブジャンガアーサナ(コブラのポーズ)で背中をぐいっとそらすのはよろしくない。
チェアポーズで手を頑張って伸ばすのはOK。
でもそれで肩や腰に痛みがあるようであればNG。
その場合は、痛みの手前までがあなたの範囲です。
痛みは外部からは見えません。
あなたが痛いかどうかは見た目では判断できません。
肩が上がらないのが痛みなのか、動かないのかは言ってくれないと分からないのです。
動きや顔をしかめたりで予想はできますが、それが痛いのか、辛いのか、苦しいのかは分かりません。。
基本的な考えは、痛みはNGです。
痛みと動きについては
・痛みがなくて、動く
・痛みがないけど、動かない
・痛いけど、動く
・痛いし、動かない
の四つに分けられます。
上の二つはやってもOK。
下の二つの場合は基本的にダメです。
もし痛みを感じたら、速やかに教えてください。
できれば、始める前やカウンセリング時に言ってくれるとベターですね。
ただ硬いだけならまだしも、痛みを感じる硬さであれば必ず事前に教えてください。
秘密にしてもいいことはありません!
ヨガではアジャストメント、と言って誤ったポーズや危ない姿勢の場合に、正しくリードするために触ることがあります。
当スタジオでは
「危なくない限り、触らない」
「まずは口頭で」
を基本指針としています。
もしアジャストの際に痛みを感じた場合は、速やかに教えてください。
そうしないと、私たちにはあなたの痛みや不快感は分かりませんので。。
言ってくれると、「あ、この人はここまでなんだな、、」と分かりますし、他のインストララクターにも周知することができます。
逆に言ってくれないと、分からないし、また次回同じようなことをする可能性もあります。
こういうことについては遠慮することはありません。
痛みや不快感を感じた時には、教えてください!教えて欲しい!!
もしあなたがリトリートや他のワークショップに参加する場合でも同じです。
ヨガは前屈の深さや体の柔らかさを競うものでもないし、ポーズの優雅さを見せるものではありません。
できないポーズがあってもいいじゃないですか!
必ず軽減する方法がありますので、迷わずそちらを選びましょう。
人と同じことをする必要は全くありません。
あなたはあなたにあった方法、動ける範囲があります。
あなたは痛みを感じたり、体がおかしくなるほど頑張る必要はありません。
長く楽しくヨガを続けるためにも、大切なルールですよ!
(そして痛みを感じたら速やかに教えてください。)