「ヨガをしたら肩こりが治った」

「ヨガを始めたら痩せた!」

「体調が良くなった」

なんてことはよくある話です。


そのせいかヨガを【万能薬】のように思っている人もいるようです。

インストラクターでも、ヨガについて治療か何かのように謳っている人もいるようです。

「このポーズは腰痛にいいです」

「このポーズは胃腸が活発になりお通じよくなります」

という感じで・・・


私の考えをはっきりさせておきますね。

「ヨガは治療ではないし、インストラクターは治療家ではない!」

ヨガは医療ではありませんし、ヨガの効果については何ら保証できません。

本当はヨガの効果をアピールしたいのですが、誤解を招くとまずいですからね。

ヨガをすることで、肩こりが解消したり、腰痛が軽くなったりしする人もいますが、全員に同じ結果が出るわけではありません。

ヨガを医療として認めてもらおう、という活動もインドではあるようですが、今のところ日本のヨガは医療としては認められていません。


ヨガをすることで、姿勢に気を使ったり、自分の姿勢や食生活に気を使ったりすることで、間接的に腰痛が軽くなったり、便秘が解消することはあるでしょう。

でも、それはヨガでそのポーズをしたためではないでしょう。

ヨガをすることで間接的に何かしらの症状が改善する可能性がある、くらいな表現が限界です。

例えば、腰痛を持っていて、これまで体を動かしてない人がヨガを始めて、体を動かすようになれば何かしら体に良い結果が出るのは当たり前です。

しかし、それはヨガじゃなくてもよかったかもしれません。

普通に歩いたりストレッチするだけで腰痛が解消したかもしれません。

じゃ、何のためにヨガをやるのか?

じゃ、ヨガじゃなくてもいいんじゃない?

となりますよね。

その通りです。ヨガじゃなくてもいいです。

ヨガは肩こりや腰痛を解消するため”だけ”にやるものではありません。

というのが私の考え。

もちろん肩こりがあるからヨガをやって軽くしよう、というのはいいと思いますし、ヨガをやっていれば肩こりがなくなる可能性がありますが、それを目的にするのはちょっと違うのかな、、と。

きっかけとしてはそれでいいけど、ヨガにはもっと他にもいいとこあります。

肩こりや腰痛のためだけにヨガをするのはもったいない、と思います。


ヨガは楽しいですよね。

色々なポーズがあって、アクションがあって。呼吸があって

やればやるほどに上手くなる。

成長を実感する。

何事にもコツはありますし、やるだけ上手になります。

そこがストレッチやウォーキングとは大きく違うところです。


ヨガはあなたの心と体のための習い事。

このスタジオのヨガは精神的なものも求めたり、解脱を求めるものでなありません。

ヨガを知ることで、ヨガの考えを知ることで、普通の生活が楽になる、

ヨガはジムやフィットネスジムとはちょっと違います。


それくらい肩の力を抜いた感じでいいと思います。

ヨガが楽しいからヨガをする。

ヨガを楽しく。

ということで良いと思います。